WOWPASS(ワウパス)は、韓国で利用できる外国人旅行者向けのプリペイド決済カードです。韓国の実店舗でクレジットカードのように使えるだけでなく、為替両替機能と韓国の交通ICカード(T-money)機能も一体となったオールインワンのカードとして2022年7月にサービス開始しました。事前審査や銀行口座は不要で発行できるため、クレジットカードを持っていない方や学生でも気軽に作成できます。また1枚持っていれば買い物の支払いも移動もスムーズになり、現金をあまり持ち歩かずに韓国旅行を楽しめる利便性が魅力です。
WOWPASSでできること
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キャッシュレス決済:韓国内のほぼすべてのカード加盟店でクレジットカード同様に利用可能です。WOWPASSは韓国の大手カード会社「Samsung Card(サムスンカード)」と提携して発行されており、韓国のクレジットカードが使えるお店であればどこでも利用可能です。コンビニ・スーパー・百貨店・カフェ・レストラン・タクシー・ドラッグストア(オリーブヤングなど)・免税店はもちろん、病院や観光施設のチケット自販機などICチップ対応の機械がある場所なら基本的にどこでも使えます。
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交通カード機能(T-money):カード内にT-money機能が搭載されており、ソウル地下鉄や韓国全土のバス・地下鉄・タクシーなど公共交通の支払いにも利用できます。地下鉄改札機やバスのカードリーダーにタッチするだけで乗車でき、通常のT-moneyカードと同じように運賃が引き落とされます。
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専用アプリ連携と両替機能:スマホのWOWPASSアプリを使ってカード残高や利用履歴をリアルタイム確認でき、残高チャージや送金も可能です。日本円や米ドルなど16通貨に対応した無人両替機でのチャージにも対応しており、現金両替所を探さなくてもアプリや機械でウォンへの両替・チャージが完結します。さらに、為替レートも空港両替所より有利との評判で、コンビニチェーンでのキャッシュバック特典などお得なキャンペーンも随時提供されています。
▶ポイント: WOWPASSはプリペイド式なので使いすぎる心配がなく、チャージ上限額も100万ウォン(約11万円)までと定められているため計画的に旅行費用を管理しやすいです。また決済時の為替手数料も不要で(為替レートは適用されます)、通常の海外カードに比べてもレートが良い傾向があります。
日本でのWOWPASS購入方法 – 楽天での事前入手が便利!
韓国渡航前に日本国内でWOWPASSカードを入手しておけば、現地に着いてからカード発行の列に並んだり操作に戸惑ったりする手間を省けます。日本での購入方法はいくつかありますが、特におすすめなのが楽天経由での事前予約購入です。楽天を活用することで以下のようなメリットがあります。
1.楽天トラベルと韓国旅行の“準備”が1つで完結!
飛行機などの予約は楽天トラベルで。
WOWPASSは、韓国国内で使える「交通カード+ウォンチャージ型の決済カード」が一体化したプリペイドカード。
eSIMは、韓国でスマホのデータ通信が使える「オンラインSIM」。
この3つをすべて楽天オンリーにすることで、1つで完結し、楽天ポイントも稼げます。
2.到着後すぐにスマホ通信が使える!
韓国に着いた瞬間から、SIMの差し替え不要でネット接続OK!
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空港でWi-Fiレンタルの列に並ぶ必要なし
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SIMピン不要・スマホの設定だけで完結
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データ無制限プランもあり、通信量を気にせず使える
3.WOWPASSカードの発行がスムーズ
通常WOWPASSを現地で作るには、以下の手続きが必要です:
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専用機を探す
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パスポートを使って本人認証
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アプリ連携してチャージ設定
この作業がないだけでもノンストレスです!
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価格:2732円 |
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価格:3513円 |
韓国現地でのWOWPASS入手方法とメリット(仁川空港・釜山など)
もちろん、渡航前に準備しなくても韓国到着後に現地でWOWPASSカードを発行することも可能です。韓国内に約300台以上の専用無人発行機(WOWPASS機械)が設置されており、空港や主要駅、繁華街などでカードを即時発行できます。現地調達のメリットとしては、「事前手配しなくても思い立った時に入手できる」「現金(円やドルなど)をその場でウォンに両替しつつチャージできる」点が挙げられます。一方で利用者が多い場所では発行機に行列ができることもあり、操作画面は基本英語表記(日本語対応機も一部あり)なので初めてだと戸惑う可能性もあります。以下に主要な入手場所と2025年時点の最新情報をまとめます。
WOWPASS公式サイト
仁川国際空港での購入(発行機・受取カウンター)
韓国の空の玄関口である仁川空港(ソウル近郊)には、第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)それぞれにWOWPASS専用無人機が設置されています。場所は両ターミナルとも到着ロビーのCU(コンビニ)店内で、24時間稼働しています。具体的な設置場所は次の通りです。
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仁川国際空港 第1ターミナル:到着ロビー階(1階)Aエリアの2番出口付近にあるCUコンビニ「1号店」内。24時間利用可能。※対応:ウォン紙幣による新規カード発行・残高チャージ・カード再発行のみ(日本円など外貨は利用不可、残高の現金引き出し不可)。
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仁川国際空港 第2ターミナル:到着ロビー階 Bエリアの10番出口付近にあるCUコンビニ「3号店」内。24時間利用可能。※対応内容はT1と同様で、ウォン現金でのカード発行・チャージ等のみ可能(外貨両替・現金出金は不可)。
※仁川空港の発行機ではウォン現金しか使えないため、日本から円しか持っていない場合はご注意ください(到着ロビーの両替所で少額をウォンに替えてからチャージする必要があります)。なお2025年3月までは空港鉄道(AREX)改札内にも発行機がありましたが、現在は撤去済みです。仁川空港でのWOWPASS発行は上記CU店内設置機のみとなっています。
韓国・釜山での購入(設置場所と現状)
ソウル以外の主要都市では、**釜山(プサン)**地域にもWOWPASS発行機が設置されています。韓国第二の都市・釜山は日本人旅行者も多く訪れますが、残念ながら釜山到着の玄関口である金海国際空港には2025年夏時点でWOWPASS発行機がありません。そのため釜山に直行する方は、空港ではなく市内へ移動後にカードを入手する形になります(または事前に日本で購入して持参)。釜山での主な入手場所は次の通りです。
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釜山港国際旅客ターミナル2(国際フェリーターミナル):釜山駅(KTX・地下鉄)の8番・9番出口の間にある連絡デッキ経由で徒歩アクセス可能。フェリー利用者でなくても発行機を利用できます。日本から高速船やフェリーで釜山港に着く方はこちらで下船後すぐ入手できます。
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釜山駅 GS25店:釜山駅(KTX・地下鉄)7番出口から約80m、GS25コンビニ釜山駅店内に発行機があります。鉄道や地下鉄で釜山駅に着いたら駅近くで発行でき便利です。
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ロッテ百貨店 釜山本店(西面):地下鉄・西面(ソミョン)駅7番出口から約130m、ロッテ百貨店1階のTax Refundカウンター近くに発行機を設置。釜山一の繁華街エリアでショッピングのついでに発行できます。
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海雲台ビーチ(釜山水族館):観光名所の海雲台(ヘウンデ)海水浴場にある「釜山アクアリウム(SEA LIFE Busan)」館内1階付近に発行機あり。地下鉄海雲台駅5番出口から海岸方面へ徒歩約560mです。海雲台エリアのホテル滞在者はこちらが便利でしょう。
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釜山その他の設置場所:釜山ではこのほかプレミアムアウトレット(東釜山店、オシリア駅近く)等の商業施設にも発行機が少数あります。また市内中心部の主要ホテルにも設置が進んでおり、たとえば西面の「釜山ビジネスホテル」や「イビスアンバサダー釜山」、釜山駅近くの「東横イン釜山駅」「ラマダアンコール釜山駅前」、海雲台エリアの「ロッテホテル釜山」や「ソラリア西鉄ホテル釜山」などでロビーに24時間利用可能な発行機が設置されています。宿泊ホテル内でそのまま発行・チャージできるケースもあるので、チェックイン時にフロント周辺を確認してみるとよいでしょう。
その他エリアの設置状況
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ソウル市内:WOWPASS発行機は首都・ソウル市内に最も多く設置されています。明洞・弘大・東大門・江南などソウル主要エリアの地下鉄駅構内や繁華街のコンビニ、ショッピングモール、ホテルロビーなど至る所にあり、その数は240箇所以上とも言われます。例えば地下鉄駅では明洞駅、弘大入口駅、東大門歴史文化公園駅、江南駅、新沙駅など人気エリアに設置。ソウル駅直結のロッテマートソウル駅店や、金浦空港駅(ソウル市内空港)にもあります。初めての方は空港でなくソウル市内でゆっくり発行するのも一案です。
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済州島・大邱など:韓国の他地域では、済州国際空港の国際線到着エリアに発行機が設置されているほか、済州島内の一部ホテルや大型マート(eマート済州店など)にもあります。大邱国際空港や釜山・金海空港では発行機はありませんが、事前予約制の受取カウンター(SKテレコムローミングデスク)でカードを受け取れるサービスがあります。このように韓国内であれば主要都市や観光エリアで概ねWOWPASSを入手可能ですので、旅程に合わせて便利な場所を選ぶとよいでしょう。公式アプリの機械検索機能や公式サイトのロケーション一覧も活用してください。
WOWPASSカードの使い方 – 買い物から交通まで具体的に解説
実際にWOWPASSカードを手に入れたら、さっそく韓国での支払いに活用してみましょう。ここではショッピングでの支払い方法や交通機関での利用方法、さらに残高チャージの仕方やアプリ連携の便利な使い方まで、初心者向けに具体的な手順と例を解説します。
お買い物や飲食店での支払い方法
韓国での店舗支払いは、日本のクレジットカード決済に近い感覚で利用できます。レジで会計時に財布からWOWPASSカードを取り出し、店員にそのまま渡すか、自分でカードリーダーに挿入またはタップして読み取らせます。ICチップ対応の決済端末であれば利用可能なので、「カードで支払います(카드로 계산할게요〔カドゥロ ケサン ハルケヨ〕)」と伝えてWOWPASSカードを提示すればOKです。サインの有無や暗証番号入力は利用店舗の端末仕様によりますが、少額なら不要な場合が多く、日本のクレジットカードと同様です。
支払いに使う残高は、事前にチャージした韓国ウォン建ての残高が即時差し引かれます。利用手数料はかかりませんのでご安心ください。例えばコンビニ(CUやGS25など)では1,000ウォンのお茶を買ってカード決済すれば残高から1,000ウォン減ります。スーパーや飲食店、カフェでも同様に1ウォン単位で利用可能です。著者の体験では、コンビニ・スーパー・デパート・カフェなどほとんどのお店で問題なく利用できました。現金しか受け付けないような特殊な場合を除き、基本的にクレジットカード決済対応店ならスムーズに支払えるので、初めての方も安心して使ってみてください。
▶利用できる主な店舗例: コンビニ(CU・GS25・セブンイレブン等)、飲食店・カフェ全般、ショッピングモール・市場内の店舗(カード可ならOK)、大型マート(ロッテマート・Eマート等)、百貨店・免税店、コスメ店(オリーブヤング等)、タクシー(カード/交通カード対応の車両)、テーマパークや美術館などのチケット売り場、自販機・無人キオスク端末 など。韓国旅行中によく行く場所はほぼ網羅されています。
⚠利用できない場面: 一方で、次のようなケースではWOWPASSは使えないので注意しましょう。まずオンライン決済やスマホ決済には対応していません。たとえば韓国の配車アプリやフードデリバリーアプリ内での支払い、韓国のQRコード決済(Kakao PayやNaver Payなど)はWOWPASSに直接紐付けできません。ネット通販やアプリ内課金も基本的に利用不可と考えてください。また現金のみ受け付ける屋台や市場の露店、地下街の個人商店などでも当然使えません。地方の小規模食堂や古いタクシー(一部メーター車)など、カード端末自体が無い場合もあります。そのような場面では割り切って現金(または別の決済手段)を使うようにしましょう。
公共交通(地下鉄・バス)での利用方法 – T-money機能
WOWPASS最大の特徴である**交通IC機能(T-money互換)**により、電車やバスもこのカード1枚で乗れます。使い方は簡単で、改札や乗車口の読み取り機にタッチするだけです。通常のT-moneyカードと同様に「ピッ」と音がして運賃が差し引かれ、降車時にもタッチすれば自動計算されます。ソウル地下鉄やバス、タクシー、釜山や他都市の交通機関でも幅広く対応しています。旅行者の方は空港鉄道やソウル地下鉄・バス移動が多いと思いますが、WOWPASSがあれば別途T-moneyカードを買う必要はありません。
T-money残高について: 厳密には、WOWPASSカード内には「プリペイド決済用残高」と「交通IC用残高(T-money残高)」が別枠で存在します。交通利用時は後者から運賃が引かれる仕組みです。そのためT-money残高にもチャージ(入金)が必要になりますが、方法は2通りあります。ひとつは従来通り駅の券売機やコンビニのチャージ機で現金を入れてチャージする方法です。もうひとつは2024年10月のアップデートで可能になったWOWPASSアプリから交通カードにチャージする方法です。アプリで「交通カードにチャージ」メニューを選び、WOWPASS本体をスマホにかざすことでプリペイド残高からT-money残高へ移し替えができます。これにより「交通費のためだけに現金を持つ必要がなくなった!」と評判の便利機能ですが、Androidの場合は一部(Galaxyなど)しか対応していない点に注意してください。iPhoneは7以降であればアプリでチャージ可能です。対応機種をお持ちならぜひ活用しましょう。もしアプリ非対応の場合でも、ソウル市内の駅改札機横のチャージ機やコンビニ店頭で簡単に現金チャージできます。いずれにせよWOWPASSさえ持っていれば韓国の移動もスイスイですので、積極的に交通カードとして活用してみてください。
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価格:2732円 |
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残高のチャージ方法(現金チャージ・クレジットカードチャージ)
WOWPASSは使う前にあらかじめ残高チャージ(入金)が必要です。チャージ方法は大きく分けて、韓国現地で現金を使ってチャージする方法と、スマホアプリを使ってオンラインでチャージする方法の2種類があります。それぞれ手順とポイントを説明します。
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現金チャージ(無人機での両替):韓国にある専用のWOWPASS無人機を使い、現金を投入してその場でウォン残高をチャージできます。投入できる通貨は機械によりますが、ソウル市内の多くの機械では日本円を含む最大16通貨に対応しています。例えば1万円札を直接入れればリアルタイムの為替レートでウォンに両替され、残高としてチャージされます(手数料無料、レートのみ適用)。紙幣を入れるだけなので操作も簡単です。仁川空港など一部の機械はウォン紙幣しか使えませんが、市中の主要機械では円・ドル・ユーロ・元などそのままチャージ可能です。両替所に並ぶことなく機械だけでウォン現金を調達できるので非常に便利です。なおチャージ可能な最小単位は機械によりますが、例えば日本円なら1,000円紙幣から可能です。逆に機械は硬貨を取り扱わないため、チャージ後の残高に1,000ウォン未満の端数が残ることがあります(例:残高₩800など)。機械から硬貨のおつりは出せないため、₩1,000未満の残高は払い戻しできません。これら端数は交通ICとして使ったり、コンビニで使い切るようにしましょう。
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発行手数料について: 初めてカードを発行する際にはメンバーシップ入会費として5,000ウォンが必要です(カード発行費用と考えてください)。無人機で新規発行するときは、チャージ金額から自動的に5,000ウォンが差し引かれます。例えば1万ウォンを機械に入れた場合、5,000ウォンがカード代に充当され、残り5,000ウォンが残高としてチャージされます。※この入会費はカード有効期間中一度きりで、返金はされません。空港セット等では割引になる場合もあります。
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アプリからチャージ(クレジットカード等):現地で現金を用意しなくても、スマホのWOWPASSアプリから直接チャージすることもできます。アプリにログインし「+チャージ」メニューから「クレジットカードでチャージ」を選ぶと、日本で発行したVisaやMastercardなどのクレジットカード(デビットカード可)を使ってウォン残高を購入できます。たとえば手持ちの楽天カードや他社カードを登録し、チャージ金額₩50,000を指定すると、その時点のレートで日本円建ての請求が発生し、WOWPASS残高に50,000ウォンが追加されます。24時間いつでも即時チャージ可能で、移動中に残高が不足した際などもすぐ対応できて便利です。アプリからはLINE PayやApple Payなど一部電子マネーでのチャージにも対応しています。
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注意: アプリ経由でクレジットカード支払いする場合、クレカ会社側で所定の海外事務手数料(約1.6~2.2%程度)がかかる点に留意してください。これは通常の海外ショッピング利用時と同様です。また2023年12月のアップデート以前はクレカチャージ非対応でしたが、現在は可能になっています(※一部チャージ毎にシステム手数料がかかるとの情報もありますが、2025年時点で公式案内は要確認)。いずれにせよチャージ自体にWOWPASS側の手数料は基本かからず即時残高反映されます。高額チャージする際は手元の現金両替とカード利用、レートを比較して有利な方を選ぶと良いでしょう。
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▶チャージ金額の上限: WOWPASSカード1枚にチャージできる残高は最大100万ウォン(約11万円)までと定められています。1回のチャージ上限額や1日の両替上限は機械や方法によって異なりますが、通常旅行で使う分には十分な金額でしょう。仮に100万ウォンを超える高額の支払いをしたい場合(高級ブランド品の購入など)は、一度に決済できないため分割払いやクレジットカード併用を検討してください。逆に上限がある分「使いすぎ防止」になるとの声もあります。
WOWPASS専用アプリ連携 – 便利な機能と使いこなし方
WOWPASSを発行したら、ぜひスマートフォン向け専用アプリも活用しましょう。アプリとカードを連携させることで、リアルタイム残高確認や各種管理が手のひらで行えるようになります。初期設定としてアプリをダウンロードし、メールアドレス等で会員登録後、カード番号を入力してアプリにカードを登録します。以降は以下のような便利機能が使えます。
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残高・利用履歴の確認:アプリを開けば現在のプリペイド残高と交通カード残高が一目でわかります。利用明細も即時に記録されるため、いつどこでいくら使ったかが管理できます。旅行中の出費を把握できて安心です。
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カードの一時停止(紛失時):万一カードを紛失したり盗難に遭った場合、アプリからそのカードを「一時停止」状態にできます。これにより第三者に不正利用される心配がありません。その後、近くの無人機でカード再発行(手数料3,000ウォン)すれば残高を引き継いで新しいカードで利用再開できます。旅行中にカードを失くしてもお金を守れるので、必ずアプリ登録しておきましょう。
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ユーザー間送金:WOWPASSアプリ同士ではP2P送金も可能です。友人と旅行している時に立て替え分をその場で送金したり、日本から韓国滞在中の家族にお小遣いを送ることもできます。送金は1回1ウォンから10万ウォンまで対応・1日10回まで送金OK、手数料無料と非常に柔軟です。韓国で知り合った旅行仲間との割り勘精算にも活用できますね。
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近隣の機械検索:アプリ内マップから現在地周辺のWOWPASS発行機を探すこともできます。地図上にアイコン表示され経路案内も可能なので、「次の目的地でついでにチャージしたい」時などに役立ちます。
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各種キャンペーン情報:アプリでは提携店のキャッシュバック情報やクーポンも配信されます。例えば特定カフェチェーンでWOWPASS決済すると○%ポイント還元、といったおトク情報が載っているので、旅行中にチェックしてみると良いでしょう。
WOWPASSはここで使える!利用できる店舗・使えない場面まとめ
前述の通り、WOWPASSは韓国国内のカード決済対応店舗の大部分で利用可能です。ここでは具体的な利用例をいくつか挙げ、逆に「このケースは使えなかった」という注意点も整理します。初心者の方は事前に確認しておきましょう。
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◎ 利用OKな代表的シーン:
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コンビニ・スーパー: GS25やCU、セブンイレブンなど全国のコンビニで利用可。マート(大型スーパー)や市場内の商店もカード払い可ならOK。
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飲食店・カフェ: ソウルや主要都市のほとんどのレストラン・カフェはカード決済可能なので問題なく使えます。注文時や会計時にカード提示するだけです。ファストフード店や屋内フードコートでも利用できました。
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ショッピング: 明洞や江南のアパレルショップ、コスメ店(Olive Young等)、ドラッグストア、百貨店・モール、免税店などでスムーズに使えます。観光地のお土産屋でもカードOKなら大抵利用できます。
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交通機関: 地下鉄改札・バス・タクシーでT-moneyとして利用可(前述)。コインロッカーや自動券売機もIC対応機なら使用できます。
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その他: 病院(美容クリニック含む)や薬局でもカード払い可の所では使用可能との報告があります。またホテルの支払い(宿泊代や付随サービス)にも利用できます。要するに**「韓国のクレジットカードが使える場所」ならほぼOK**と考えて差し支えありません。
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△ 使用できなかった例:
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屋台や露店: 現金商売の屋台料理店、夜市の露店、小規模な市場の八百屋など現金のみ扱うお店では当然使えません。最近は一部カード決済対応の屋台も出てきましたが、基本は現金を用意しましょう。
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一部のタクシー: ほとんどのタクシーはカードリーダー搭載ですが、ごく稀に古いメーター機だけのタクシーがあります(地方や個人営業のタクシーなど)。そうした場合は現金払いが必要です。乗車前に「カード使える?」(카드 돼요?)と聞いてみると安心です。
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オンライン決済: 韓国のスマホ決済アプリ(配車アプリの料金支払い、デリバリー注文決済、モバイルSuica的なもの)は外国人向けカードを登録できない場合が多く、WOWPASSも例外ではありません。また韓国のネット通販サイトでのカード決済は国外カードを弾くケースがあり、WOWPASSカード番号も利用不可のことがあります(通販は日本国内で事前に済ませましょう)。
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その他特殊ケース: KTXなど一部の交通機関で高額決済時に追加認証が必要になるケースがあります。例えばKTX駅窓口で10万ウォン超の切符を買おうとすると、韓国発行カードでないと本人認証ができず決済エラーになる、といった報告があります。高額な支払いはクレジットカードを予備で持っておくと安心です。
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チャージ手数料・利用時の制限事項まとめ(出金条件など)
最後に、WOWPASSを利用する上で知っておきたい手数料や各種制限事項をまとめます。基本的に良心的なサービスですが、細かなルールもありますのでチェックしておきましょう。
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発行手数料(入会費):前述の通り初回発行時に5,000ウォン(税込約500円)の手数料がかかります。日本で購入する場合も商品代金に含まれる形で実質負担しています。この費用はカードやシステム維持のためのもので払い戻し不可です。ただし年会費等は一切かかりませんのでご安心ください。
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チャージ手数料:現金チャージ・クレジットカードチャージとも入金に際しての手数料無料です(クレジット利用時の為替手数料はカード会社側の請求)。機械やアプリでチャージした金額そのままが残高に反映されます。両替レートも空港の両替所より有利との評判です。
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利用手数料:店頭や交通機関での支払い時に手数料は一切発生しません。100円のガム1個でも気軽にカード払いできます。また利用限度額内であれば回数制限も特にありません。
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残高引き出し(出金):旅行終了後などにカード内の残高を現金で取り出すことも可能です。ただし対応しているのは一部のWOWPASS機械のみで、主にソウル市内や釜山のホテル等に設置された**「ウォン貨販売あり」表示のある機械**で行えます。操作手順としては機械にカードを挿入し、「Withdraw(引き出し)」を選択、希望金額を指定すると、その場でウォン紙幣が出てきます。出金手数料は1回あたり1,000ウォンです。なお仁川空港の機械では残高引き出しに対応していない(できるだけ残高は市内で処理する必要がある)点に注意してください。
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外国通貨への再両替: WOWPASS残高を日本円など外貨に戻すことも一部機械で可能です。例えばソウル市内の主要スポットにある数十台では、引き出したウォン紙幣をそのまま日本円1万円札に両替する機能があります。ただし両替できるのは日本円で1万円札のみで、余ったウォンが1万円以上ある場合に限られます。数千円程度なら次回旅行まで残しておくか、空港でお土産購入に充てるなどして使い切るほうが良いでしょう。
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利用限度額:カード残高の上限は100万ウォン(約10~11万円)までです。1回の決済でも100万ウォンを超えるとエラーになりますので、大きな買い物は事前にチャージ残高を増やすか、他の手段と併用してください。送金機能も1回100万ウォンまで(手数料1回500ウォン)と定められています。逆に最低利用額の制限は特になく、小額でも問題なく決済可能です。
帰国時の払い戻し手続きと注意点
韓国旅行を終える際、カードに残ったウォン残高をどうするかも気になりますよね。WOWPASSは繰り返し使えるカードなので、次回以降の旅行まで残高をそのまま残しておくのがもっとも簡単です(有効期限はカード発行から5年間程度あり、長期間利用がない場合でも残高は消えません)。しかし「当面韓国に行く予定がないので残高を日本円に戻したい」という場合は、上記の残高引き出し機能を使ってウォン紙幣を受け取り、さらに必要に応じて日本円に再両替する手順となります。繰り返しになりますが、この手続きは仁川空港では対応していないため、ソウル市内など事前に対応機械を探して処理しておく必要があります。出国日当日に空港で慌てないよう、前日までに明洞や弘大など街中の機械で出金しておくと安心です。釜山から帰国する場合も同様で、市内の対応機でウォンを引き出しておきましょう。
なお、1,000ウォン未満の端数残高は現金化できない点にも注意してください(機械から硬貨は出ないため)。たとえば500ウォンだけ残っている場合、そのままでは返金できません。このような少額はコンビニで飲み物を買うなどして使い切ってしまうのがおすすめです。T-money残高に関しても同様で、韓国国内で払い戻すにはカードごと交通カードセンターに返却する必要がありますが、WOWPASSは次回も使えるので無理にT-money残高払い戻しはしない方が良いでしょう。少し残しておけば次の渡航時にすぐ公共交通を利用できて便利です。
▶カード紛失・盗難時の払い戻し: 最後に、万一カード自体を紛失した場合の対応です。まずアプリからカードを一時停止して不正利用を防ぎます(前述)。その上で現地のWOWPASSカスタマーサポートに連絡すれば、残高を送金で返金してもらえるケースがあります。ただし手続きに時間がかかる可能性が高いため、旅行日程中に再発行せず帰国する場合はサポートにメールで相談しましょう。基本的にはカードを再発行して残高を移行するのが一番スムーズです。再発行手数料は3,000ウォンかかりますが、旅行中また次回以降も継続利用できるのでメリットは大きいです。
まとめ:WOWPASSを活用して韓国旅行をもっと快適に!
初めての韓国旅行でも、WOWPASSカードがあれば言葉の壁を超えてキャッシュレスで支払いができ、移動もスイスイ。両替所や券売機の列に並ぶストレスも減り、旅先での行動範囲がぐっと広がります。日本で事前に楽天を通じて購入しておけば、空港到着後すぐに使い始められるので初心者には特におすすめです。ポイントも貯まりおトクに準備できます。ぜひWOWPASSを上手に活用して、韓国旅行を快適かつ賢く楽しんでくださいね。韓国の旅を思いっきり満喫しましょう!