韓国旅行中、「ゴンチャ(貢茶)は日本にもあるし…」とスルーしていませんか?実は韓国のゴンチャは日本にはない限定メニューが盛りだくさん!日本のゴンチャに馴染みがある方も、韓国ならではの新しい味に出会えるんです。本記事では韓国ゴンチャ公式サイトの最新情報をもとに、メニュー構成・人気商品・注文方法を日本のゴンチャと比較しながら詳しくご紹介します。旅行者や留学生の方でも利用しやすいよう、注文のポイントや注意点も交えて解説しますので、韓国滞在中にぜひゴンチャ巡りを楽しんでくださいね。
韓国ゴンチャと日本ゴンチャの基本情報と特徴
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韓国のゴンチャは街中で頻繁に見かけるほど店舗数が多く、ソウル市内だけでも180店舗以上あるほど定着しています。日本国内のゴンチャ店舗が約120店(2023年時点)なので、韓国のゴンチャは身近なカフェとしてより広く利用されていることが分かります。ブームに留まらず日常の一部となった背景もあり、ドリンクの種類も日本より圧倒的に豊富です。日本では見かけないような驚きのメニューが多く、「同じチェーンでも韓国で寄る価値あり!」と言われるほどなんですよ。
また、韓国ゴンチャでは季節ごとに新メニューも頻繁に登場し、限定メニューが常に話題になります。例えば2025年春には日本未発売だったミニパール入りドリンクが登場し話題になりました。日本のゴンチャでも2025年4月に韓国で大ヒットしたミニパール入りマンゴードリンクが期間限定発売されたほどで、韓国発メニューが日本に逆上陸することもあります。韓国旅行の際は、日本にはない多彩なメニューをぜひチェックしてみましょう。
それでは、韓国ゴンチャのメニューをカテゴリー別(ミルクティー、お茶、スムージー、フルーツティー・ジュース、コーヒー)に見ていきます。それぞれ韓国限定の商品や日本と異なる味・スタイルに注目して紹介しますね。
ミルクティー:定番+韓国限定フレーバーいろいろ

ジャンスミン ミルクティー
ミルクティーはゴンチャの看板メニューで、韓国でも定番人気です。韓国ゴンチャのミルクティーカテゴリーには、日本と共通のブラックミルクティーやウーロンミルクティーなど基本メニューに加え、チョコレートミルクティー、ジャスミンミルクティー、いちごジュエリーミルクティーといった日本では未提供のフレーバーも揃っています。例えばジャスミンミルクティーは、爽やかなジャスミン茶の香りが楽しめるすっきり系で、日本ではチェーン店ではまず見かけない珍しい一杯です。チョコレートミルクティーもデザート感覚で人気ですよ。

済州グリーン ミルクティー
一方で、日本限定のチャイミルクティーやほうじ茶ミルクティー、抹茶ミルクティーは韓国では提供されていません(韓国には代わりに済州グリーンミルクティーという抹茶風味のメニューがあります)。ほうじ茶の香ばしさや日本式の抹茶ミルクが恋しくなったら日本で、ジャスミンやチョコの変わり種が飲みたければ韓国で、といった具合に味のバリエーションが国によって異なるのも面白いですね。

イチゴジュエリー ミルクティー
ジュエリーシリーズにも注目!「ジュエリー」とは小粒でコリコリ食感のグミ状トッピングのことで、韓国ゴンチャではいちごジュエリーミルクティーやブラウンシュガージュエリーミルクティーなどに使われています。特にいちごジュエリーミルクティーは、いちご風味のもちもちグミ(イチゴジュエリー)入りで、ミルクティーにいちごの甘酸っぱさがマッチした人気商品です。日本では味わえないユニークな食感のトッピングなので、甘党の方はぜひ試してみてくださいね。
スムージー&クラッシュ:日本の数倍!韓国限定の豊富なフレーバー
韓国ゴンチャのスムージー(氷飲料)系メニューの充実度は圧巻です。ミルクティーベースやティーベースのフローズンドリンクが数多く揃い、日本にはないフレーバーが目白押し!例えばミルククッキー&クリームスムージー(クッキー&クリーム味のスムージー)や、チョコマシュマロブラックティースムージー(チョコと紅茶のスムージーにマシュマロ風味)など、ユニークな商品が並んでいます。他にもストロベリークッキースムージーや済州グリーンスムージー(抹茶のような風味)、さらにはブラウンシュガージュエリーチーズフォームスムージー(黒糖+グミ+チーズクリーム!)なんていう贅沢な一杯もあり、メニューを見ただけでワクワクします。

いちごジュエリーヨーグルトクラッシュ
一方、日本のゴンチャではスムージー系は「フローズンティー」としてチョコレート、マンゴー阿里山、抹茶の3種類程度しかありません。韓国のスムージーの種類の多さは桁違いで、まさに選び放題と言えます。中でもスタッフいち押しなのが「いちごジュエリーヨーグルトクラッシュ」です。ヨーグルト味のシャリシャリ食感スムージーに、たっぷりのいちごジャムとストロベリー風味のジュエリー(もちもちグミ)がたくさん沈んでおり、上にはホイップクリームがこんもりトッピングされています。まずはヨーグルト部分だけ、次に底のいちごジャム部分、最後に全体を混ぜて…と一杯で何度も味変を楽しめる贅沢なデザートドリンクです。いちごジュエリーは人工的な香りが少なく、タピオカに近い優しい歯ごたえなので、甘酸っぱいジャムとの相性も抜群ですよ。
フルーツティー・ヨーグルト・ジュース系:果物たっぷりでヘルシー志向

ハニーグレープフルーツブラックティー
お茶とフルーツのハーモニーを楽しみたい方にはフルーツティーやヨーグルトドリンク系がおすすめ。韓国ゴンチャでは、紅茶やジャスミン茶にフルーツを組み合わせた爽やかなメニューが豊富です。定番人気はハニーグレープフルーツブラックティー(蜂蜜×グレープフルーツ×紅茶)で、ほろ苦いグレープフルーツと蜂蜜の甘みが絶妙な一杯です。他にもグレープフルーツジャスミンティーやマスカットジャスミンティーなど柑橘系のさっぱりティーエード(お茶割りドリンク)が揃っており、暑い日にゴクゴク飲めると評判です。
また、韓国ならではなのが「~ヨーグルト」シリーズ。ここで言う「ヨーグルト」とは飲むヨーグルト…ではなく、日本でいうヤクルトやカルピスのような乳酸菌飲料風味を指します。例えばマンゴーヨーグルトやグレープフルーツヨーグルトは、フルーツ×乳酸菌飲料の間違いない組み合わせで、甘酸っぱく後味さっぱりのドリンクです。ドロッと濃いヨーグルトというよりサラッと乳酸菌テイストなので、食後でも飲みやすいですよ。
さらに韓国では「コンブチャ (Kombucha)」もメニューに取り入れています。コンブチャとは昆布茶ではなく発酵飲料のことで、美容や健康志向の人に人気のドリンクです。韓国ゴンチャではオリジナルコンブチャやパッションフルーツ・ハイビスカスコンブチャなどが提供されており、シュワっとした酸味が特徴です。日本のゴンチャにはないヘルシー志向のメニューで、韓国ではコンビニ(オリーブヤングなど)でも粉末を買えるほど浸透しています。旅行中「ちょっと食べ過ぎたかな?」なんて時にもサッパリ飲めておすすめです。
コーヒーメニュー:実はコーヒー党にも優しい韓国ゴンチャ

アールグレイ アメリカーノ
ティーカフェのイメージが強いゴンチャですが、韓国ではコーヒーメニューも展開しています。韓国ではゴンチャを「カフェ代わり」に利用する人も多く、勉強や休憩で訪れてコーヒーを頼むお客さんも少なくありません。そのため、韓国ゴンチャのメニュー表にはしっかりAmericano(アメリカーノ)やカフェラテ、カフェモカなどのコーヒー類が載っているんです。コーヒー好きの旅行者でも安心ですね。
中でもユニークなのがアールグレイ アメリカーノ。紅茶のアールグレイとコーヒーを組み合わせたアレンジコーヒーで、香り豊かな不思議な一杯です。他にもバニラカフェラテなど甘めのドリンクもあり、ティー以外の選択肢が広がっています。

ゴンチャシュペナー
そして韓国ゴンチャでぜひ試してほしいのが「ゴンチャシュペナー」というメニュー。これは韓国のカフェでよく見かけるアインシュペナー(ウィンナーコーヒーの一種、濃いコーヒーに甘いクリームを乗せた飲み物)をゴンチャ流にアレンジしたものです。要はアイスアメリカーノの上にたっぷりのクリームフォームを浮かべたデザートコーヒーで、ほろ苦いコーヒーと甘いクリームのハーモニーが楽しめます。日本のゴンチャではコーヒーメニュー自体が提供されていないので、コーヒー好きの方は韓国でぜひチェックしてみましょう。
トッピングの選択肢:日本にない「チーズフォーム」と「ホワイトパール」
ゴンチャといえばカスタマイズのトッピングが醍醐味ですよね。韓国・日本ともにトッピングは最大3種類まで追加可能で、自分好みにアレンジできます。ただしその内容には国ごとの違いがあるので要注意。韓国ゴンチャのトッピングは次の6種類です。
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パール (타피오카):いわゆるタピオカのこと。もちもち食感で定番人気。韓国では「펄(ポル)」と呼ばれます。
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ミルクフォーム:ほんのり塩味の甘いクリームフォーム。お茶に浮かべてデザート感覚に。
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ココナッツ:ナタデココのようなコリっとした食感の小さなゼリー状トッピング。名前に反してココナッツ風味は弱めですが、紅茶とも合います。
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アロエ:角切りのアロエトッピング。プルプル瑞々しく、ストレートティーに入れても◎。
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ホワイトパール:海藻由来の白い真珠風ボールで、プチプチした歯ごたえが楽しい新食感トッピング。韓国でしか味わえないトッピングの一つです。
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チーズフォーム:濃厚なチーズ風味の塩甘いクリームフォーム。こちらも台湾発のトレンドで、韓国では近年注目度が高まり定番化しました。クリーミーで紅茶に意外と合うと評判です。
一方、日本のゴンチャで現在選べるトッピングはパール、ミルクフォーム、ナタデココ、アロエの4種類です(以前はバジルシードやグラスジェリーがあった時期もありますが、2025年現在メニュー掲載はありません)。ホワイトパールとチーズフォームは日本未上陸なので、韓国旅行の際はぜひ試してみてくださいね。例えばミルクティーにチーズフォームを乗せれば「チーズティー」風に、フルーツティーにホワイトパールを入れれば爽やかな食感がプラスされます。トッピング料金は韓国が1種500ウォン(約50円)と日本(70円程度)より安めなのも嬉しいポイントです。
甘さ・氷のカスタマイズ比較:韓国は甘さ5段階、氷少なめまで
ゴンチャではドリンクの甘さ(シロップ量)と氷の量も自分好みに調節できます。韓国でも日本でも基本システムは同じですが、選択肢の細かさに違いがあります。日本では甘さ・氷ともに「ゼロ(なし)・少なめ・ふつう・多め」の4段階ですが、韓国では甘さ5段階(0%/30%/50%/70%/100%)、氷3段階(少なめ/ふつう/多め)となっています。
つまり韓国では氷抜き(ゼロアイス)は基本不可ですが、その代わり甘さをより細かく指定できるんです。甘党の方も甘さ控えめ派の方も、自分に合った甘さが選べるのは嬉しいですね。韓国では注文時に「당도 __%」というようにパーセンテージで伝えればOK。例えば「30%」(삼십 프로, サムシッププロ)と言えば日本の「少なめ」程度の程よい甘さになります。筆者も韓国では30%の甘さがお気に入りです。
氷については、韓国では「少なめ(Less)」までしか選べない点に注意しましょう。日本のように氷なしにすると量が減る代わりに追加料金…といったシステムは韓国には無く、「氷少なめ」までが限度です。どうしても氷抜きで飲みたい場合は「氷少なめ」でオーダーして、出来上がったドリンクから自分で氷を取り除く手もありますが、基本的には少量の氷は入ってくると覚えておきましょう。
韓国ゴンチャの注文方法:旅行者向けアドバイス

店内のタッチパネル
韓国のゴンチャは注文スタイルも日本と大きくは変わりませんが、初めてでも安心して利用できるようポイントを押さえておきましょう。
●注文と受け取りの流れ:店頭ではレジで直接注文するか、設置されているキオスク(タッチパネル式の自動注文機)で注文します。注文を終えるとレシートに番号が印字されるので、呼ばれるまで待ちましょう。出来上がると店員さんが番号で呼んでくれます。韓国語で番号が聞き取りづらい場合、スタッフが英語でもアナウンスしてくれることが多いので安心です。例えば「25番」を受け取りの際、「이십오 번!(イシボボン!)」とまず韓国語で呼び、それでも取りに来る人がいなければ「ナンバー トゥエンティファイブ!」と英語で呼んでくれる…という具合でした。番号札ではなく名前を呼ばれる店舗もありますが、その場合も注文時に名前を書いたメモを見せれば対応できます。
●言葉が不安な場合:メニュー指差し注文が簡単です。韓国公式サイトや当記事で紹介しているメニュー名(韓国語表記)をスクリーンショットして見せたり、商品番号を指で指し示せばOKです。ソウル中心部や空港の店舗では簡単な英語が通じる店員さんも多く、「Less sugar, Less ice, Pearl add please」のようなシンプル英語でも対応してもらえました(店舗やスタッフによります)。不安なときは無理に韓国語で早口に言おうとせず、カタコト英語+指差しで十分です。キオスクにも英語表示がある場合があるので活用しましょう。
●受け取り時のプチ会話:商品を受け取る際に、店員さんから「빨대 꽂아드릴까요?(パルデ コジャドゥリッカヨ?)」と聞かれることがあります。これは「ストローをお刺ししましょうか?」という意味です。ゴンチャのドリンクはシーリングされた蓋なので、ストローを刺さずにそのまま持ち運びも可能です。そのため飲み歩く予定なら「아니요(アニヨ、いいえ)」と言ってストローをもらっておき、飲む直前に自分で刺すと漏れにくくて安心です。すぐ飲みたい場合は「네(ネー、はい)」と答えればその場でストローを挿して手渡してくれます。
●セルフサービス:受け取りカウンター付近には紙スリーブや紙ナプキン、ストローの予備などが用意されています。ホットドリンク用のカップスリーブが必要なときや、こぼれ防止にナプキンが欲しいときは自分で忘れずに取るようにしましょう。日本と違い手渡しでもらえない場合があるので注意です。
●お得情報:韓国のゴンチャでは時々1+1(ワンプラスワン)イベント=ドリンク1杯買うともう1杯無料といった太っ腹なセールが開催されます。タイミングが合えばぜひ利用してみてください。ただしこうしたクーポンやイベントは韓国の携帯番号で会員登録している方向けの場合が多く、短期旅行者だと恩恵を受けにくいこともあります。それでも季節限定メニューの無料サイズアップや特定トッピングサービスなど、誰でも受けられるキャンペーンもあるので、公式SNSや店頭ポスターをチェックしてみましょう。また韓国の通信キャリア(SKTやKTなど)契約者なら割引クーポンがもらえる提携もあるので、長期留学の方は活用を!
まとめ:韓国限定メニューを満喫しよう!次回へのヒント
韓国のゴンチャは、日本にはない多彩なメニューとカスタマイズでお茶好きもカフェ好きも飽きさせない魅力があります。タピオカミルクティーで一世を風靡したチェーンではありますが、韓国ではすっかり日常に溶け込み、紅茶からコーヒーまで楽しめるカフェとして愛されています。旅行中に「見慣れたチェーンだから」と素通りせず、ぜひ韓国限定の味との出会いを楽しんでみてください。例えば暑い日は炭酸フルーツティーでリフレッシュ、甘い物が欲しい日はチーズフォームトッピングのミルクティーでまったり…と、その時の気分にぴったりな一杯がきっと見つかるはずです。
最後に次回訪問へのヒントとして:ゴンチャでは季節ごとに新作ドリンクが登場するので、行くたびに新しい発見があります。夏には爽やかなトロピカルシリーズ、秋には芳醇な芋・栗フレーバー、冬には温かい抹茶やチョコ系など、期間限定メニューにもぜひ挑戦してみましょう。公式サイト(韓国語)や公式SNSで最新情報をチェックすると、旅程に合わせて「次はこれを飲もう!」と計画を立てる楽しみも広がります。日本のゴンチャファンの方も、韓国ならではのゴンチャ体験でお気に入りの一杯を見つけてくださいね。
韓国ゴンチャ公式サイト: https://www.gong-cha.co.kr/(メニュー詳細や店舗情報はこちら)
Footnotes
韓国語ページですが写真が豊富なので雰囲気をつかめます。메뉴(メニュー)欄からカテゴリ別の商品画像を見ることができます。日本語メニュー表記は店頭にはありませんが、本記事を参考に指差し注文にぜひお役立てくださいね。