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韓国旅行で注意!日本に持ち帰れないもの7選と没収リスクの回避法

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韓国旅行でお土産をたくさん買うのは楽しみですが、その中には日本に持ち帰れないものがあるって知っていますか?知らずに韓国から日本へ持ち込み禁止となっている物を買ってしまうと、日本の税関で没収されてしまうこともあり得ます。せっかくの韓国土産が台無しになるだけでなく、場合によっては罰金などのペナルティを受けるリスクもあるので注意が必要です。本記事では、日本に持ち込み禁止・制限となっている代表的な7つのアイテムとその理由を紹介し、没収リスクを回避する対策について解説します。韓国のお土産には注意すべきポイントを事前に押さえて、楽しい思い出をトラブルで台無しにしないようにしましょう。

1. 偽ブランド品(コピー商品)

まず気を付けたいのが偽物のブランド品です。韓国でも偽ブランド商品の取り締まりは厳しくなっていますが、市場などでコピー商品が出回っている場合もあります。これらコピー商品を日本に持ち込むことは商標法違反に当たり、税関で没収されるだけでなく高額な罰金や法的処罰の対象になる可能性があります。たとえ一個人が自分用に購入したものでも、偽物と判断されれば厳しく対処されます。日本の税関ではブランド品の真贋チェックが行われており、明らかに正規店で購入したものでない場合は止められるリスクが高いです。日本の税関で没収されないためにも、ブランド品は必ず正規店で購入し、本物であることが確かなものだけを持ち帰るようにしましょう。

2. 韓国製コンバースの靴

韓国旅行で意外な落とし穴となり得るのが、韓国で販売されているコンバースの靴です。実はコンバースブランドは日本国内では別会社が商標権を持っており、韓国など海外で売られている「Converse USA」製品は日本では非正規品の扱いになります。そのため韓国で購入したコンバースのスニーカーは、日本に持ち込むと偽ブランド品と同様の扱いを受ける恐れがあります。基本的に個人が履いている一足程度であれば大きな問題にならないとも言われますが、法的には個人使用であっても輸入差し止めの対象となり得ます。特に複数足をまとめて持ち込むと商用目的とみなされ、税関で没収や追加の関税課税など厳しい確認を受ける可能性があります。お気に入りのデザインでも、韓国でしか買えないコンバース製品を土産に持ち帰るのは避けた方が無難でしょう。

3. 肉類・肉製品(ジャーキーやソーセージなど)

韓国グルメのお土産として人気のビーフジャーキーやソーセージなどの肉製品ですが、これは日本への持ち込みが厳禁です。日本では家畜の伝染病侵入を防ぐため、生肉はもちろん、乾燥・加工された肉類も一切持ち込むことができません。ジャーキー、ハム、ソーセージ、さらには餃子や参鶏湯(サムゲタン)のレトルト製品など、原材料に動物性のものが含まれている食品は全てNGです。たとえ空港の免税店で「お土産用」として売られている商品であっても、日本に持ち込むことはできないので注意してください。

この規制は個人消費の少量であっても例外ではなく、違反すると即没収のうえ法律に基づき厳しい罰則が科される可能性があります。実際、2019年以降日本では海外からの違法な畜産物持ち込みへの対応が厳格化されており、2020年の法改正で罰金が最高300万円(法人の場合は5,000万円)に引き上げられ、3年以下の懲役刑も科せられることになりました。動物検疫所の探知犬による手荷物検査も強化されています。美味しそうだからとつい持ち帰りたくなりますが、肉エキス入りのスープやラーメンも含めて肉由来の食品は持ち込まないようにしましょう。

4. 生の野菜・果物(病害虫リスク)

新鮮な野菜や果物も日本への持ち込みは原則禁止です。韓国を含む海外の野菜・果物には、日本に存在しない害虫や病原菌が付着している可能性があり、日本の農業や生態系に大きな被害を及ぼす恐れがあります。そのため海外から植物を持ち込む場合は、輸出国(韓国)の検疫機関が発行する**「検査証明書」を添付し、日本の空港にある植物検疫カウンターで輸入検査を受けなければなりません。証明書がない生の野菜や果物はすべて廃棄処分**となりますし、お土産用に市販されているごく少量のものでも例外ではありません。土が付いた植物や果実類は証明書の有無に関係なく持ち込み自体が全面禁止されています。例えば韓国名物のマクワウリ(チャメ)や生の韓国梨なども、日本には持ち帰れないので注意しましょう。乾燥品や密封加工された野菜・果物であっても種類によって規制が異なるため、持ち込みたい場合は事前に日本の植物防疫所の情報を確認することをおすすめします。

5. 種子・苗木など生きた植物

 

種子や苗木、生きている観葉植物なども厳しい検疫の対象です。これら植物類も基本的には前項の野菜・果物と同様、日本に持ち込むことは極めて困難と考えましょう。日本の生態系保護の観点から、海外からのあらゆる生きた植物や種子、球根、切花などは厳重に検査され、多くの場合持ち込み禁止となっています。検査証明書を添付して正規の手続きを踏めば一部の植物は持ち込み可能なケースもありますが、旅行者個人でその手続きを行うのは容易ではありません。さらにラン(蘭)やサボテン、多肉植物のアロエやソテツの苗木といった珍しい植物・絶滅危惧種に該当するものは、ワシントン条約(CITES)により国際取引が厳しく規制されており、植物検疫に加えて税関での別途許可手続きも必要になります。知らずにそうした植物を持ち込もうとすると、生態系保護法や種の保存法違反として返送措置や廃棄処分となるだけでなく、処罰の対象ともなりかねません。海外の珍しい植物は「見るだけ」にとどめて、写真に収めて楽しむくらいが無難でしょう。

6. 韓方薬(韓国の伝統生薬)

韓国の伝統的な薬である韓方薬(ハンバン薬)は、お土産に検討している場合は慎重な対応が必要です。韓方薬には高麗人参や冬虫夏草、鹿の角など自然由来の生薬や動物由来成分を含むものが多くあります。このため日本では医薬品医療機器等法(薬機法)の規制対象となり、個人使用目的であっても勝手に持ち込むことはできません。厚生労働省の空港検疫所に事前申請し、成分や効能について確認を受ける必要があります。とりわけ希少生薬(例:高価な人参、冬虫夏草、鹿茸など)を含む韓方薬は審査がより厳格になる傾向があります。

さらに韓方薬の中には、ワシントン条約(CITES)で取引が規制されている野生動植物由来の成分を含むものもあります。例えば麝香(ジャコウ、ジャコウジカ由来の香料)や犀角(サイの角)といった動物由来原料は韓方薬で伝統的に使われることがありますが、これらは日本への持ち込みが事実上不可能と言ってよいほど厳しく禁止されています。該当する韓方薬をうっかり持ち込むと空港で没収されるだけでなく、違法輸入として罰金など重大なトラブルに発展しかねません。韓国で韓方薬を購入する際は、必ず店舗や専門家に日本への持ち込み可否を確認し、成分表をよくチェックしましょう。リスクの高いものは最初から諦めるのも賢明です。

7. 大量の化粧品(商用と見なされる可能性)

韓国はコスメ天国とも呼ばれ、多くの日本人旅行者が韓国コスメをまとめ買いします。しかし、日本に持ち込める化粧品の量には個人使用分の範囲という制限があります。自分で使う分には問題ありませんが、あまりに大量の化粧品を持ち帰ろうとすると税関で商用輸入と判断される可能性があるのです。具体的な基準として、日本の法律上は「標準サイズで1品目につき24個以内」であれば個人輸入(個人使用)として認められる数量とされています。例えば口紅なら色違いも含めて24本まで、フェイスマスクなら24枚までが一つの目安です。それを超える量を持ち込む場合は厚生労働省からの許可や申請書類が必要となり、一般の旅行者にはハードルが高くなります。

なお24個というのは法的な上限目安であり、実際には10点以上の同じ化粧品を所持していると税関で詳しく質問されるなど、厳しくチェックされる可能性もあります。特に液体物は機内持ち込みでは容器100ml以下という制限もありますので(預け荷物に入れればOK)、パックやトナー類を大量購入した場合は荷造りにも気を配りましょう。また、コスメの中には原料にアロエベラキャビアなどワシントン条約で規制された動植物由来成分を含むものもあり、そのような製品は日本への持ち込み自体が禁止される場合があります。購入前に成分表示を確認し、不安な場合は避けることが賢明です。いずれにせよ、化粧品は個人使用の範囲内にとどめ、買いすぎないよう注意しましょう。

違反した場合のペナルティと対処法

持ち込み禁止品をうっかり持ち込んでしまった場合、どのようなペナルティがあるのでしょうか? 日本の税関では上述のような禁止物品に対して厳しい検査が行われており、生肉・生野菜・生きた植物、偽ブランド品などが見つかれば即没収となります。違反の程度によっては罰金が科せられたり、今後の入国時に荷物検査が厳しくなったりといったペナルティが課されることもあります。悪質な意図があって違反した場合(故意に隠して持ち込もうとした等)は、より重い処罰の対象となり、起訴されるケースも考えられます。特に動植物検疫をすり抜けて病害虫や伝染病を持ち込む行為や、悪質なコピー商品の密輸入は、法律に基づき懲役刑も含め厳罰に処される可能性があります。

では、「禁止と知らずに買ってしまい、手荷物の中に紛れていた」というようなケースではどうしたら良いでしょうか?その場合はできるだけ早く税関や検疫所に自主申告することが肝心です。入国審査や税関検査の直前で気付いたなら係員に申し出て申告しましょう。たとえ入国後に気付いた場合でも、そのまま持ち帰らず空港の税関支署などに連絡する方が安全です。黙って持ち帰って後から発覚した場合の方が処罰が厳しくなる傾向にあります。早期申告して正直に事情を説明し、指示に従えば、最悪の事態(大きな処罰)は避けられる可能性が高まります。恥ずかしいことではありませんので、うっかりミスに気付いたら正直に申し出るようにしましょう。

もし誤って禁止品を持ち込んでしまった場合の具体的な対処手順は次のとおりです。

  • 空港内の検疫カウンターや税関申告台に相談する: 入国後すぐに見つかった場合は、その場で職員に申し出て相談します。

  • 持ち込んだ物品を任意提出する: 指示に従い、問題の品物は自主的に差し出しましょう(廃棄処分や没収となります)。

  • 違反の経緯を詳しく説明する: どこで購入し、禁止と知らなかったこと、悪意はなかったことなど状況を正直に伝えます。

  • 必要に応じて調書作成や処分に協力する: 係員の指示に従い、書類の記入やその場での廃棄処分に同意します。

誤って持ち込んでしまった後でも、自主的に申告・協力する姿勢を示すことが大切です。こうした対応を取れば、大事(起訴や罰金刑)に発展せず注意処分で済むケースもあります。

日本入国時の検疫・税関手続きの流れ

最後に、韓国から日本に帰国する際の空港での検疫~入国の流れを簡潔に確認しておきましょう。流れを把握しておけば、必要な場面で適切に申告や手続きを行いやすくなります。一般的に国際線到着時の手続きは以下の順序で進みます。

  1. 入国審査(パスポートコントロール): 飛行機を降りたら案内に従って入国審査場へ向かいます。パスポートを提示し、指紋認証や顔写真撮影を受けて、日本への入国資格(ビザや帰国であること)を確認してもらいます。【注:韓国からの帰国の場合、日本人はビザ不要

  2. 手荷物受取: 入国審査を終えて入国が許可されたら、ターンテーブルで預けたスーツケースなどの荷物を受け取ります。自分の荷物タグ番号と一致するものをピックアップし、中身が破損していないか確認しましょう。手荷物カートを利用すると便利です。

  3. 動植物検疫カウンターでの申告: 手荷物を受け取ったエリア内に、動物・植物検疫のカウンターがあります。韓国から生鮮食品や植物、肉製品などを持ち込んでいる場合、ここで必ず申告して検査を受けます。係員に申告書や検査証明書(もし持っていれば)を提示し、対象物品のチェックを受けましょう。禁止・制限品目を持っている場合はここで廃棄処分や消毒などの措置が取られます。申告すべきものが何もない場合はそのまま通過できます。検疫探知犬が巡回していますので、隠し持っていても発見されます。必ず正直に申告してください。

  4. 税関検査: 最後に税関検査場に進みます。日本に入国する全ての旅行者は税関への申告が必要です。飛行機内で配られる携帯品・別送品申告書に必要事項を記入し、赤の申告カウンター(申告あり)または緑のカウンター(申告物なし)へ進みます。申告書とパスポートを提出し、指示があればスーツケースをX線検査機に通したり開披検査を受けたりします。免税範囲(酒・たばこ制限や20万円以下のその他物品など)を超えるものがあれば申告し、不足分の関税を支払います。コピー商品や大量のコスメなど疑わしい品を持っているとここで質問され、没収・課税などの措置が取られる場合があります。問題がなければ税関検査は数分で完了します。

  5. 到着ロビーへ: 税関を通過すれば入国手続きはすべて完了です。そのまま出口から到着ロビーに出ます。あとは空港から自宅まで荷物を運ぶだけですが、重い荷物が多い場合は空港宅配サービスなども活用すると良いでしょう。

以上が日本入国までの一連の流れです。ポイントは、動植物検疫と税関申告を適切に行うことです。不安な物品がある場合は事前に調べたり、空港で係員に確認したりして、ルールに沿って行動しましょう。

まとめ:トラブル回避のポイント

韓国旅行の楽しい思い出を最後まで守るためにも、日本に持ち帰れないものには十分気を付ける必要があります。韓国 持ち込み禁止品を事前に把握せずにいると、知らないうちに違反して日本の税関で没収されるケースもあり得ます。本記事で紹介したように、肉製品や生鮮食品、植物や韓方薬、偽ブランド品などは代表的な禁止・規制品目です。これらを購入・持ち込みする際は細心の注意を払いましょう。特に食べ物やコスメは「少量なら大丈夫だろう」と思いがちですが、韓国のお土産には注意すべき制限が存在します。

トラブルを回避するためのポイントは以下のとおりです。

  • 日本の税関・検疫ルールを事前に確認する: 渡航前に農水省や税関の公式サイトで最新の持ち込み禁止品目リストや条件をチェックしましょう。渡航先ごとに規制は異なるため、「日本ではダメでも他国ではOK」ということもあります。必ず日本の規制を優先して確認してください。

  • 現地で怪しい商品に手を出さない: 市場や露店で極端に安いブランド品や漢方薬、生鮮食品などを勧められても、持ち帰れない可能性が高いものには手を出さない方が無難です。買った後で没収されればお金の無駄になってしまいます。

  • 正規店・安全な商品のみ購入する: ブランド物は正規ショップで、本物と保証されたものだけを買います。食品やコスメも原材料表示を確認し、日本への持ち込みが許される範囲のものを選びましょう。

  • 申告すべきものは必ず申告する: 入国時の税関申告書にはウソを書かないことです。「申告すると没収されるかも…」と隠しても、検査で発見された際にかえって重い処分につながります。申告すれば没収で済むものも、無申告だと罰金案件になりかねません。

以上の点に気を付けていれば、韓国旅行のお土産も安心して持ち帰ることができます。事前の情報収集と適切な対応で、思い出と戦利品をきちんと日本に持ち帰り、楽しい旅行の余韻を自宅でも満喫してください。

参考資料・出典: 農林水産省・厚生労働省・税関公式サイト情報など。必要に応じ、最新情報は公式機関の発表を確認してください。

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