韓国旅行を計画している方にとって、9月は過ごしやすい季節ですが、「台風って多い?」「チュソクってなに?」「服装はどうすればいいの?」といった不安もあるはずです。
この記事では、9月の韓国旅行で注意すべきポイント、快適に過ごすための服装、旅行費用の目安などを、旅行初心者にもわかりやすくまとめました。この記事を読めば、トラブルを回避しつつ、9月の韓国を最大限楽しめるようになりますよ。
9月の韓国旅行は危険?まず結論から
基本的に韓国の9月は旅行に適したシーズンですが、注意点もいくつかあります。
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台風シーズンである
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チュソク(秋夕)という大型連休と重なる
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朝晩の寒暖差が大きい
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地域によってはトコジラミの発生報告がある
ただし、これらのポイントに事前に備えておけば、9月の韓国旅行はとても快適で楽しいものになります。
台風のリスクと対策
韓国は9月も台風シーズンに該当します。特に9月上旬から中旬にかけては、日本と同様に強風や豪雨に見舞われることがあります。
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出発前:天気予報を必ずチェック
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現地滞在中:天気アプリをこまめに確認
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台風接近時:外出を避け、ホテルスタッフの指示に従う
交通機関が止まることもあるため、旅行保険への加入や、代替ルートの確認も大切です。折りたたみ傘、防水靴、レインコートなども用意しておきましょう。
チュソク(秋夕)の混雑と注意点
チュソクとは、韓国版のお盆のような大型連休です。この時期は韓国中の人々が実家に帰省し、交通機関や観光地が非常に混雑します。
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飛行機・新幹線・高速バスの予約は早めに
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一部の店舗・レストラン・観光施設が休業
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渋滞・混雑を避けるならチュソク直前〜最中の旅行は避ける
一方で、伝統舞踊や行事を体験できる時期でもあるので、文化に興味がある方には魅力的な期間でもあります。
公式連休期間: 2024年の秋夕(旧暦8月15日、チュソク)は 9月17日(火)で、この前後を含む 9月16日(月)~18日(水) の3日間が法定の連休となりました(週末を合わせると9月14日~18日の5連休)。この期間、官公庁や銀行・企業は休業しますが、一方で主要観光スポットの多くは営業しています。
観光施設の営業状況: 秋夕連休中、外国人観光客に人気の施設は概ね通常通り開館・運営されます。たとえばソウル市内の主要古宮(景福宮・昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮)は連休中毎日開放され、2024年9月14日~18日は入場無料となりました。秋夕翌日の9月19日には振替休館日を設けていますが、連休中は夜間特別観覧などのイベントも開催され、多くの家族連れや観光客でにぎわいました。
主要な国立博物館・美術館も連休中は通常開館し、各種展示や行事が行われます(※ただし秋夕当日(9/17)のみ休館とする施設が一般的です)。
テーマパークの ロッテワールド(ソウル蚕室)やエバーランド、Nソウルタワーなどの娯楽施設も休まず営業しており、営業時間も通常通りです。実際、古宮や遊園地、カジノなど観光地のほとんどは連休中も営業しており、家族連れで大変な賑わいになる場合もあります。
一方、百貨店は秋夕当日前後の2日間程度休業する店舗が多く(例:ロッテ百貨店は9/16・17休業)、在来市場や個人経営の飲食店・商店は連休中に休むところが目立ちます。
観光の計画を立てる際は、事前に営業時間や休館日情報を確認することが重要です。
旅行者への注意点: 秋夕は韓国最大の帰省シーズンでもあり、期間中は民族大移動とも呼ばれる大規模な帰省ラッシュが発生します。
連休初日・最終日を中心に高速道路や鉄道は激しい渋滞・混雑となり、KTXや長距離バスのチケットも事前完売が普通です。
ソウルなど大都市は地元住民が減り普段より街全体は静かになりますが、代わりに主要観光地には多くの家族連れや旅行者が集まり混雑します。
公共交通は一部路線で終電延長や増発も行われますが、タクシー確保が難しくなるケースも報告されています。このため移動は時間に余裕を持って計画し、必要な切符やホテルは早めに予約すると安心です。
また前述のように飲食店や市場が休業している場合もあるため、代替の店を調べておく、ホテルのレストランを利用する等の備えも有用です。秋夕連休中の韓国旅行は多少の不便はあるものの、各地で伝統公演や民俗体験イベントが開催される時期でもあり、韓国文化に直接触れられる貴重な機会でもあります
治安・女性の注意点
韓国は比較的治安の良い国ですが、観光客を狙った軽犯罪には注意が必要です。
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夜間のひとり歩きは避ける
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ネットで知り合った人との接触は公共の場で
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バッグはチャック付きで、常に体の前で持つ
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マスクや生理用品など、使い慣れた衛生用品を持参
特に女性の一人旅では、「タバ(TABA)」という外国人向けのタクシーアプリの活用もおすすめです。TABAのアプリはこちらから
トコジラミの状況(2024年時点)
2023年に一時流行した「ビンデ(トコジラミ)」は、2024年現在では報告件数が大きく減少しています。ただし油断は禁物。
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宿泊先は口コミを事前チェック
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「トコジラミ対策済」マークがある宿を選ぶ
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荷物は床に置かず、椅子やラックの上に
旅行後は帰宅時に衣類やバッグを点検することも予防になります。
発生件数と地域動向:
2023年秋頃から韓国内でもトコジラミ(ナンキンムシ)の被害報告が相次ぎ、約50年ぶりの大発生とされ大きな社会問題になりました。
特にソウル首都圏(ソウル市や隣接する京畿道・仁川)を中心に、大邱など韓国各地で発生が確認されました。
防疫当局によると、対策により国内のトコジラミ発生は減少傾向に転じ、週単位の新規申告件数は2023年11月中旬の189件(発生68件)から、2024年1月下旬には21件(発生15件)と 約1/10に激減しています。
旅行者への具体的アドバイス:
韓国旅行者がトコジラミ被害を避けるために留意すべきポイントをまとめます。
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宿泊先の選び方と心構え: ホテルの星級や清潔さにかかわらず、世界各国から人が集まるホテルではトコジラミが紛れ込む可能性があります。実際、5つ星ホテルでも発生報告があるため、「高級ホテルだから安心」という保証はありません。口コミで防虫対策に積極的な宿を選ぶのも一案ですが、それ以上に各自が到着時にしっかり点検することが重要です。
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出発前の準備(パッキング): 持ち物は密封できるビニール袋で小分けにパッキングし、虫が入り込まないようにしましょう。特に衣類は圧縮袋やジッパーバッグに入れておくと安心です。また宿泊時の虫刺されを防ぐため、長袖・長ズボンのパジャマを用意し、就寝中に肌の露出を減らす工夫も有効です。
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ホテル到着時のチェック: 客室に入る前に、自分の荷物にトコジラミが付着していないかスーツケースや衣服表面を確認しましょう。ベッド周りは特に要注意で、マットレスの縫い目や隅に黒い斑点(糞や血痕)がないか、ヘッドボードや枕元、ソファ・椅子の隙間に小さな虫が潜んでいないか確認してください。トコジラミ本体は成虫で5~6mm程度の茶褐色の虫で、ベッド周辺のほかカーペットやカーテン裏にも潜む可能性があります。
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滞在中~発見時の対処: 就寝時は肌の露出を抑え、翌朝身体に不審な赤い斑点(連続した虫刺され痕)がないか確認しましょう。もし宿泊中にトコジラミらしき虫を発見した場合、ただちにホテルスタッフに報告し、部屋の変更または施設の移動を要求してください。ホテル側も慣れており、報告すれば新しい部屋を手配してくれるケースがほとんどです。
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帰国後の処置: トコジラミを持ち帰らないため、帰宅時には自宅に入る前にスーツケースやバッグを屋外で点検し、表面に虫が付いていないか確認します。旅行で使用した衣類は、例え現地で着なかった物でもすべて洗濯しましょう。
以上の対策を講じれば、過度に神経質になる必要はありません。旅行者としては、「持ち込まない・持ち帰らない」ことを念頭に、事前準備と現地でのチェックを徹底することが肝要です。幸い2024年の韓国では発生数自体が大きく減っていますので、過度に心配しすぎず基本的な対策を講じておけば快適に旅を楽しめるでしょう。
9月の韓国旅行の費用目安(NEWT調べ)25年7月時点
パッケージ価格の相場:
2024年9月中旬~下旬出発の日本発韓国旅行パッケージは、夏休み繁忙期を過ぎて比較的安値傾向にありました。
旅行予約アプリ「NEWT(ニュート)」で販売されているソウル行き航空券+ホテルツアーの価格を見ると、東京発では2~3日間の格安プランが 1人あたり約1.8万~2.6万円前後から設定されています。
たとえば「先着100組メガ特価」のセールでは、航空会社おまかせ直行便(午前発・午後帰り)+ソウル2つ星クラスホテル(ホテルおまかせ)3日間が ¥18,800~ という破格のプランが提示されました。東京発ソウル行き最安値を検索
同様に関西(大阪)発も 約2万円前後がボリュームゾーンで、LCC直行便+2つ星ホテル2日間のプランが ¥19,900~ 利用可能です。大阪発ソウル行き最安値を検索
福岡(九州)発は距離が近い利点もありさらに割安で、3日間ツアーが¥16,800~という特価も見られました(先着50組限定、エアソウル航空午前発・午後帰り+ホテルおまかせ)。
一方、ワンランク上のホテルを選ぶプランでは料金帯も上がり、ソウル市内4つ星ホテル(例:明洞クラウンパークホテル)利用の2日間プランが関西発で ¥27,000~、5つ星クラスや日系ホテル利用・大手航空会社指定の場合は3日間で 6~7万円程度(日本航空利用+グレイスリーソウル3日間¥61,200~ など)となっています。
全体として、最安値層はLCC航空券+格安ホテルの短期プランで1.5~2万円台、中級ホテル利用で3~4万円台、ラグジュアリープランで5万円超という価格帯が9月の相場でした。
お得な時期とクリック率トレンド:
9月中旬~下旬は日本の大型連休(シルバーウィーク)と重ならず比較的予約に余裕があるため、値ごろ感のある出発日が多い時期です。特に連休明け直後の平日出発(例:9月18日以降)や、日本の祝日と重ならない週末は需要が落ち着きツアー代金が割安になる傾向があります。
NEWTでもこの時期に合わせて大規模セール「NEWT FES メガサマーセール」を実施し、ソウル3日間ツアーが ¥19,700~ で販売されるなど多数の目玉商品が登場しました。
宿泊代込みでこの価格という破格設定はユーザーから大きな反響を呼び、販売開始直後から多くの閲覧・申込み(クリック率の急上昇)につながったと推測されます。
実際、同セールでは宿泊のみの予約も最大57%オフになる割引や、複数名予約向けの ¥10,000オフクーポン 抽選キャンペーンも並行して行われ、価格重視の若年層を中心に高い人気を博しました。
以上より、「9月下旬の平日出発+セール活用」が最もお得感が高く、クリック率も上がりやすいタイミングだったと言えます。
例えば前述の東京発¥18,800プランや福岡発¥16,800プランは限定枠付きの超特価でしたが、サイト上でも「SALE」「先着○組メガ特価」といった目立つ表示がされ、多くのユーザーが注目しました。結果、条件に合えば2万円以下でソウル往復航空券+ホテル2泊という破格のパッケージを手に入れることも可能でした。
【NEWT(ニュート)】
パッケージ内容と予約のしやすさ:
NEWT掲載のパッケージは、航空会社やホテルグレード、発着時間帯などを自由に選択・フィルタ可能で、2日間~5日間の行程から希望の日数を選べるのも特徴です。
予約はスマホアプリまたはWebサイト上で、出発地・目的地・日程・人数を入力して検索→プラン選択→予約手続きというシンプルな流れで完結します。
またツアー商品によって「◎日前まで予約OK」と締切日が表示されており、直前予約に対応するプランも多く提供されています(例:「出発10日前まで予約OK」「出発4日前まで予約OK」等)。
支払いもオンラインで完了し、予約後はアプリ上で日程表や航空券eチケット、ホテルバウチャーを一括管理できるため、旅行初心者でも使いやすいと評判です。さらに各プランにはポイント還元(表示価格の約5%相当)があり、次回旅行予約時に利用できる点もお得です。
セール情報:
NEWTでは季節ごとに大規模セールが開催されており、2024年夏~秋にかけては上述の「メガサマーセール」のほかにも、週末限定タイムセールやSNS連動キャンペーンなどが展開されました。
特に9月出発の商品は、日本の夏季休暇明けで需要が落ちる分値引き幅が大きく、「価格重視で韓国旅行したい」層には見逃せないタイミングと言えるでしょう。
【NEWT(ニュート)】
服装のポイント(暑さ&寒さの両対応)
韓国の9月は、夏の名残と秋の始まりが同居する時期。服装の選び方が非常に重要です。
前半(1〜10日ごろ)
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最高気温:25〜30℃
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半袖Tシャツ、ワンピース、ショートパンツなど
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日差しが強い日は帽子やサングラスも必須
中旬〜下旬(11日以降)
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朝晩は肌寒くなる(15〜20℃)
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長袖シャツ、カーディガン、薄手のジャケット
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スカーフや羽織り物で調整しやすく
雨の日も多いので、防水の靴・カバンがあると安心です。
9月の韓国イベント情報
秋の韓国はイベントが多く、文化体験にもぴったりです。
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チュソク:2024年は9月16日〜18日
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安東仮面舞フェスティバル(9月末)
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地域ごとのローカル祭り
旅先の公式観光サイトで、出発前にイベント情報を確認するのがベストです。
行かない方が良い日(混雑・休業)
以下の期間は避けた方が無難です。
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チュソクの前後(9月15〜19日頃)
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台風接近が予想される週(要天気チェック)
この期間は交通の混雑・商業施設の休業・価格高騰が予想されるため、旅行の満足度が下がる可能性があります。
快適な旅行のためのポイントまとめ
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天気アプリと旅行保険はマスト
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折りたたみ傘や羽織り物で気温差に対応
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チュソクを避けるなら前半か下旬が◎
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防犯・衛生対策を忘れずに
準備をしっかり整えておけば、9月の韓国は観光にもグルメにも最適な季節。賢く、安全に、そして楽しく過ごしましょう!